2020.11.12更新

【承継対象会社】
<会社概要>
食品小売業/年商8億円/9月末決算
発行済株式数 60株
株主構成  先代社長夫婦・・・先代社長17株 配偶者7株
      現社長夫婦 ・・・現社長23株 配偶者13株
ご相談当初の株価 1株当たり250万円
<ご相談者様>
現社長
<ご相談時期>
2019年9月半ば

【ご希望】
ご両親(先代社長夫婦)はご高齢のため、認知症等の恐れもあり、識別能力低下の前に株の移転を終了させたい。

【ご提案】
現社長の配偶者は贈与税については一般税率となるため、配偶者への贈与は抑え、現社長に多めに株式を移転する。

【株価推移見込み】
利益は堅調に推移している。
2020年に入りコロナ禍による内食需要の高まりにより、好決算が見込まれた。
2021年も同様に継続する可能性がある。
また、発行済株式数が少なく、1株当たりの株価上昇率が高いため、決算前にできるだけ多くの株式を移転させることとした。

【結果】
次の通り贈与を実行(予定)。
<2019年>
先代社長→現社長 5株
先代社長の配偶者→現社長の配偶者 2株
<2020年>
先代社長→現社長 10株(相続時精算課税制度適用)
先代社長→現社長の配偶者 2株
<2021年(予定)>
先代社長の配偶者→現社長 3株
先代社長の配偶者→現社長の配偶者 2株

先代社長については金融資産も多額保有しているため、他の子や孫への贈与を行い、金融資産を減少させています。
現在も進行中であり、モニタリング及びヒアリングを行い、税金対策を実施しています。

投稿者: 中田聡公認会計士事務所

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